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<<   作成日時 : 2008/04/17 16:36   >>

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鳥インフルエンザが猛威を振るうと言う。朝日新聞コラム『天声人語』では、こんなことを記している。
劇作家の島村抱月が「スペインかぜ」で急逝するのは1918(大正7)年の秋だ。相愛の女優、松井須磨子は2カ月後に自ら後を追い、劇中歌「ゴンドラの唄」の詞〈いのち短し恋せよ少女(おとめ)〉を地でいく。大正ロマンに影をさすこの病は、日本だけで40万人の命を奪った。90年前と同様、鳥インフルエンザが人から人にもうつり始め、免疫のない人類に大流行――。これが今語られる新型インフルの恐怖だ。国内で数十万人が亡くなると心配される新型ウイルスへの備えが、いよいよ動き出す。
感染の危険に身をさらす医師や検疫官ら6千人へのワクチン接種が、世界に先駆け年内にも始まるという。副作用がないと確認されれば、他の医師、看護師、警察官や国会議員ら「社会機能の維持にかかわる」1千万人への接種も考える。
国が備蓄する2千万人分のワクチンは、鳥インフルのウイルスから作った「大流行前ワクチン」で、未知の新型に効く保証はない。新型が出現したら、それをもとに全国民分を大急ぎでそろえるしかない。
感染症でも地震でも、今見えぬ敵に備えるのは難しい。恐ろしげな数字が独り歩きし、逃げ場のない人々は焦るか、思考停止に陥りかねない。右にパニックの谷、左に絶望の淵(ふち)。間の細道で「国家の総合力」が試される。
政府の意識調査によると、国を愛する気持ちが他より強いと答えた人が57%もいた。77年にこの質問を始めて以来の記録という。そういう民であればこそ、国は人事を尽くして守らねばならない。「愛される者」の務めである。

厚生労働省の不祥 続きの汚名返上の意味で、しっかり仕事をしてもらいとこだ。

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